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自然生クラブ30周年記念 オンライン展覧会

自然生クラブの21名のアーティストによる異才の芸術‐アールディフェランシェ—

筑波山麓の自然に囲まれ、自ずから然るべく生きる暮らしの中から生まれました

真四角のパネルにひとりひとりのこだわりの世界が広がります

それではごゆっくりお楽しみください

※※※※※

・作家の写真、作品画像の無断転載・使用はご遠慮ください。

・絵画作品は購入可能です。販売価格等は個別にお問い合わせください。

アンカー 1
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​飯島 愛 IIJIMA MEGUMI

茨城県石岡市(旧八郷町)出身。2006年より自然生クラブのメンバーとなり、農作業や絵画、ダンスなどの表現活動、菓子工房でのお菓子づくりに取り組む。ダンスでは独特のやわらかい表現で、見る人を魅了している。絵画の時間には、自分自身や家族の姿、そして愛犬を、みな笑顔の表情で描いていたが、最近は富士山の虜になり、画用紙に大きく山を描き続けている。2013年春、ダンス仲間の鈴木健司との二人展「不思議の国の二人展」を開催。

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​池田 くるみ IKEDA KURUMI

茨城県つくば市出身。2014年につくば特別支援学校を卒業後、自然生クラブのメンバーとなる。彼女のやる気スイッチが入ると、畑での農作業、菓子工房でのお菓子作り、食堂の配膳など幅広く活躍し、そのエネルギーは周りの誰もが認めている。創作田楽舞では、ねぶた太鼓を精力的に叩くこともあったが、今は絵画へ向かう気持ちが強い。窓をテーマに絵を描くことが多く、好きなスタッフと結び付けながら楽しんで制作している。書初め用紙を横にして描いたカラフルな四角い窓は、実際の窓に設置され、ステンドグラスのようだと人気である。

アンカー 3
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​市村 正道 ICHIMURA MASAMICHI

茨城県石岡市(旧八郷町)出身。2002年より自然生クラブの山の家に入寮し、農作業や太鼓の活動に励む。几帳面な性格で、絵に愛着が感じられる。極端にデフォルメされることはないが、一点凝視から展開図のような絵を描くことがある。これまでに様々な動物をテーマとした絵画を数多く制作し、その生き生きと表現された動物の迫力は多くの人から好評を得ている。2010年に個展「市村正道展」を開催。

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​川添 光爾 KAWAZOE KOJI

1990年茨城県笠間市生まれ。画家・陶芸家である父と幼い頃より焼き物、絵画制作を行い、絵はがき製作、グループ展、カレンダー製作、焼き物製作(陶芸)など多岐にわたる表現を行ってきた。土浦養護学校高等部卒業後、NPO法人自然生クラブに所属し、農園・菓子工房・絵画制作に意欲的に取り組む。2013年以降二紀展入選。

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​木村 隆広 KIMURA TAKAHIRO

東京都羽村市出身。中学時代、野球部に所属し監督から厳しくも愛にあふれた指導を受ける。その後群馬県の白根開善学校(全寮制)に高等部から入学し、そこで自然生クラブ現・施設長の柳瀬敬・幸子と出会う。卒業後、1990年の自然生クラブ設立から活動に加わる。彼の立派な体格からすると、その繊細でナイーブな性格に、誰もが驚くだろう。一見、親分肌だが、まわりへの気遣いを忘れない。絵に関しても、その大胆さと繊細さが混在するところが魅力だ。2015年春、個展「愛・顔展」を開催。

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倉持 吉見 KURAMOCHI YOSHIMI

茨城県つくば市出身。身体表現などの舞台を通して、彼のもつ表現力は既に評価されていたが、自然生クラブに通うようになり、身体表現のみならず絵画のワークショップにも参加するようになった。彼の表現力は、並外れた集中力に支えられている。お昼ご飯も食べないで絵画製作に取組んだこともある。彼の絵のテーマは「ルドン」や「ニキ・ド・サンファル」、そして自然生クラブで行う舞台が多く選ばれる。

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坂本 大知 SAKAMOTO DAICHI

茨城県立美穂特別支援学校卒業後、2016年に自然生クラブに参加。温厚な性格でユーモアがあり、どんな仕事にも責任をもって取り組む。創作田楽舞では2019年の香港公演に参加。自由でのびやかな感性を持ち、太鼓を叩いたり、ダンスや歌を歌ったりする。絵画では「筆を滑らす動き」を重視し、ダンスと融合している印象を与える。形に着目し、何度も形をなぞって描き上げた「土偶」(2019)は、好評で、市役所の市長室控室に展示された。

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桜井 香織里 SAKURAI KAORI

茨城県つくば市出身。2008年から自立生活訓練に参加し、2009年に自然生クラブの生活介護サービスの利用を始める。絵画制作は、はじめ母親との共同制作でコラージュをして楽しんでいた。現在は自然生クラブの職員と共に制作をする。なかなか気分が乗らないこともあるが、クレヨンを握ると力強く描く。時々大きな声を出して仲間に叱られるが、それも日常の1コマになっている。

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笹原 七実 SASAHARA NANAMI

2019年より自然生クラブの活動に参加している。田井ミュージアムでの表現ワークショップでは絵と太鼓を楽しむ。絵画は文字を主体とした表現が特徴で、一見意味のない文字の羅列であるが、その中にいつも利用しているバスや店の名前がひそんでいる。太鼓の演奏では、締め太鼓に挑戦していて、「退場!」の掛け声は彼女の重要な役目である。

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佐藤 皓平 SATO KOHEI

つくば特別支援学校卒業後、2013年より自然生クラブに参加。幼いころより体を動かすことが好きで、6歳よりダンス教室に通う。ダウン症のヒップホップダンサーとして活躍している。自然生クラブでは農園や創作田楽舞の太鼓に精力的に取り組み、迫力のある掛け声は周りを引っ張っていく力がある。絵画に対してはじめは消極的だったが、今では大画面にペンを自由に走らせるようになった。さらに点と線を独特に組み合わせた文字を描き込むことが増えている。

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下間 祥弘 SHIMOTSUMA YOSHIHIRO

東京都目黒区出身。1998年より自然生クラブに参加。農作業と太鼓等精力的に活動している。人見知りをせず、海外からの来客ともすぐに仲良くなれるコミュニケーション力を持つが一方、世の中のニュースや人間関係には敏感で繊細な面もある。最初は簡単な人型をたくさん描いていたが、ある時期から線を繰り返し上書きするようになった。彩色の後、また上から線で上書きをする繰り返すことで複眼的で不思議な絵画が生まれている。

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鈴木 健司 SUZUKI KENJI

茨城県土浦市出身。2005年より自然生クラブで農作業や太鼓、絵画、ダンスなどの表現活動に取り組む。創作田楽舞(ダンス)での民舞のような立ち居振舞いには彼独特の表現スタイルがあり、海外公演でも高い評価を受けた。画中には彼の一人語りが書き込まれ、繰り返す思考の円環は、彼の饒舌さを余すところなく表現している。2013年春、ダンス仲間の飯島愛との二人展「不思議の国の二人展」を開催。

アンカー 13
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高田 祐 TAKADA YU

東京都出身。伊奈養護学校(現・伊奈特別支援学校)高等部に在学中から、自然生クラブの太鼓ワークショップに参加し、抜群のリズム感を披露していた。2001年より自然生クラブのメンバーとなり、農作業や絵画、ダンスなどの表現活動に取り組み、ベルギー、香港、デンマークなど海外公演にも参加。田楽舞いの太鼓で、中心的役割を果たす。ダウン症、健康上の不安を抱えながらも豊かな感受性と想像力で、その表現の幅を広げている。2013年秋、個展「色彩の迷路展」を開催。

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樽澤 王彦 TARUSAWA KIMIHIKO

茨城県土浦市出身。2017年より自然生クラブの活動に参加している。几帳面で細かなことに気づき、仲間の気持ちに寄り添うやさしさがある。陶芸、水彩画や日本画に関心があり、有機的な線でさまざまなモチーフを描いて表現する。舞台装飾のため、風神・雷神を大きな布に描いてから、好んで繰り返し描いている。太鼓の演奏にも積極的に励んでいて、カーテンコールの大きな掛け声は彼の普段秘めている強い気持ちが表れているようだ。

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中井 悠太 NAKAI YUTA

栃木県宇都宮市出身。2011年に自然生クラブのケアホームを利用する。田井ミュージアムのアトリエでは、自分のいつもの席に歩いていくと、自由に腕を動かしクレヨンで線を描き重ねていく。ホームの生活でも、白い紙にクレヨンやボールペンで手紙を何枚も書くことが日課となり、気持ちを安定させている。その手紙のほとんどは、家族にあてていると、本人は言う。

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中島 優佑 NAKAJIMA YUSUKE

茨城県つくば市出身。怪奇研究家で、自称・妖怪学教授。2006年より自然生クラブに加わる。自然生クラブでもっとも魑魅魍魎(ちみもうりょう)の類に精通し、日夜研究を怠らない。水木しげるの著作も多く読破していて、妖怪についての知識も深い。2008年、中島優佑怪奇研究倶楽部を設立。これまでに数回、つくば市神郡内のミステリースポットを紹介するミステリーツアーを行う。2015年、舞台にて妖怪漫才を披露。アトリエでは独特のタッチで妖怪たちの姿と生態を描き続けている。2016年秋、個展「中島教授の妖怪展」を開催。

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野口 和希 NOGUCHI KAZUKI

茨城県つくば市出身。2011年より自然生クラブの農作業や絵画、太鼓などの活動に参加している。普段のおちついた様子からは想像できないほど、太鼓の演奏時は大胆に動き、大声で掛け声をかける。リラックスしているときはリーダーシップをとるとこができる。音楽を聴きながら歌を歌い、ダンスすることが好き。絵画のテーマとしてテレビに登場するアイドルや役者を選ぶことが多い。重ねていく色彩が豊かであたたかい。

アンカー 18
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萩原 達也 HAGIWARA TATSUYA

つくば特別支援学校卒業後、2013年に自然生クラブの活動に加わる。リズムに合わせて身体を動かすことや、歌を歌うことを好み、「かわいい」プリンセスや女の子への憧れが強い。文字の装飾にも興味を持ち、描き写したり、好きな言葉を音読したりすることを楽しみにしているようである。

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原 拓哉 HARA TAKUYA

つくば特別支援学校卒業後、2012年に自然生クラブの活動に加わる。両親が農業をしていることから、自然生クラブでは農園での活動を得意としている。言葉遊びが好きで、面白い言葉やなぞかけをよく思いつき、ネタ帳に書きとめ、人に披露することを楽しんでいる。画材にこだわりを持ち、数種類の鉛筆をつかいわけて絵を描く。光と陰を意識し、立体感を出す表現が気に入っている。以前太鼓の公演で訪れた静岡県焼津の地に思いを馳せることが多く、よくモチーフとして登場する。

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宮本 舞 MIYAMOTO MAI

仙台のいずみ特別支援学校で調理を学んだ後、2013年より自然生クラブの利用を開始。菓子工房ソレイユでお菓子作り、農園での活動に取り組んでいる。おしゃべりが大好きで、家族やお世話になった先生、友達の話や歴史の話をする。創作田楽舞ではダンス、箏、竪琴、締め太鼓と様々な役に挑戦する。絵画では、アニメ映画をモチーフに絵を描くことが多かったが、最近はオリジナルの絵画を目指したいと、図鑑見ながら動物や海の生き物などを描くようになった。

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森下 慶一 MORISHITA KEIICHI

茨城県小美玉市出身。水戸高等養護学校卒業後、石岡市の作業所に勤めていたが、2010年より自然生クラブ農園での活動を始める。人との交流が好きで、卓越した記憶力があり、人の名前や干支などをよく覚えている。表現活動では太鼓や踊り、特に絵画制作に精力的に取り組む。その作品はしおりから巨大フラッグ、建設会社のテント装飾まで、大きさ、素材を選ばない。鳥や虫などの生き物の他、マークや文字にも興味を持つ。

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